2013年10月21日月曜日

知っているようで知らない 法則のトリセツ~職場編~

人間関係における法則はチェックシートのようなもの。
一通りチェックして、例外があれば、ピックアップして、微調整する。


人間関係における“法則”は、
再現性があるのだろうか?


今回『知っているようで知らない 法則のトリセツ』を手に取ってみた。
人間関係の法則は、物理の法則と違い、絶対ではない。
いわば、チェックシートだ。

ただ、躓いたときに振り返ると、
これらのチェックシートの有用性がよくわかる。
聞いたことのあるものから、聞きなれないものまで、たくさんある。

“まとめ”を“まとめて”みる。

上司と部下に関する法則

■人は与えられた役割を忠実に果たそうとする「役割演技」心理傾向がある。
■職場における上司と部下もそれぞれ「役割演技」していると考えられる。
■「桃太郎の法則」を参考に、上司の役割と自分のタイプを観察しよう。

◯評価と出世に関する法則

■ 「ステレオタイプ」 「ハロー効果」などにより、その評価を歪みやすい。
■「好意の互恵性」 「バンドワゴン効果」などを利用して評価を上げよう。 
■それでもいずれ「ピーターの法則」によって無能よばわりされることになる。


バンドワゴン:ある選択が多数に受け入れられている、
流行しているという情報が流れることで、
その選択への支持が一層強くなる。


◯ 人や部下を動かす法則

■優しい上司は部下に期待をかけて「ピグマリオン効果」を狙え。 
■厳しい上司は「コミットメントと一貫性」 「モデリング効果」を狙って叱咤せよ。
■ほめるなら「条件付け」 「ウィンザー効果」で緩急つける。 
■いずれにしても、 「働きアリの法則」「傍観者効果」 「社会的手抜き」によって
  一部の怠け者が生じるのは避けられない。


◯意思の疎通に関する法則

■我々は知り合いの知り合いを5人たどると世界中の人とつながっている。
■情報ネットワーク理論によると、社内コミュニケーション復活させるには、
勤務中の無駄話を認め、社内飲み会なども適度に行うべきである。


◯会議で勝つ法則
■会議で反対意見が出やすい状況は「スティンザー効果」で把握せよ。
■そして「バンドワゴン効果」「スポイラー効果」「投票のパラドックス」を利用して議論を勝ち抜け。


清須会議でも秀吉はこのテクニックを存分に使った?


少なくとも自分の思考パターンが増えることは間違いない。
ただし、法則に踊らされるか、上手く使いこなすかは、自分次第。
それこそ、「思考のパラドックス」を起こさないよう気をつけたいものだ。









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