2010年6月17日木曜日

【“社風”は、向かい風か?追い風か?】


社風とは・・・


今日、友人の転職相談と、仕事の打ち合わせを兼ねて、
転職先のOBでもある別の友人と話をした。

その時の、キーワードが、ずばり、社風だ。

社風は、会社によって、組織によって違う。
なぜならば、社風とは、意識、無意識にかかわらず、
その会社が出会ってきた現実に、独自の決定プロセスや
考える習慣、行動というフィルターを通して、作り上げられた「空気」だからだ。

そのため、その「空気」が肌に合えば、息が合う豊饒な関係性と
居心地のよい場所を作れるが、 合わない場合は、
息苦しく、カゴに囚われた鳥のように、個人は、束縛されてしまう。

そういう意味で、
社風に合うか合わないかは、
決定的に重要だ。


中途入社にとって、“社風”は、
向かい風か?追い風か?


まだ、新卒なら、同期がいる中で、共同歩調がとれるが、
同期のいない中途採用者にとっては、不思議の国のアリスか、
友達のいないまだ泣いていない赤鬼のような孤独な状態におかれる。

ただ、合わない場合にしても、対処法はある。

例えはよくないかもしれないが、
社風を、「閉鎖的な田舎のならわし」と考えてみる。

ならわしも、社風も、集団生活で、脈々と、
受け継がれてきた習慣やルールという意味では同じだ。



社風を受け入れるには?


そういった閉鎖的な田舎を変えるのは、
「バカモノ、ヨソモノ、ワカモノ」だと言われる。

集団のルールや、常識にとらわれないバカモノ。
その集団との差異を感じることのできるヨソモノ。
新たなルールをつくっていく後継者であるワカモノ。

それになれば、いいのだ。
当然、新卒は、その会社では、ワカモノだし、中途採用者は、ヨソモノだ。

ただ、急いで、事を運ぶことはお勧めしない。
当然ながら、そこの構成員の考えも、プライドもあるからだ。

相手を尊重しない、自分の思いにのみ、
正当性があるがごとき振る舞いには、誰も賛同し得ない。

友人には、思いを胸に秘め、
受け入れるべき美点を吸収し、

悪習に取り込まれることなく、
新しい社風をつくる一翼を

担ってくれることを、切に願う。

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